以前に以下にて質問していた本BSoDの事例について4か月かかりましたが、トレンドマイクロに協力して現象の改善に至りました。
事象については以下が条件です。
・クライアントがSurface Pro(1796)
(OSについてはVer1709、Ver1803両方で再現を確認)
・トレンドマイクロ ウイルスバスターがインストールされている
本事案を見ているとSurface laptopでの発生事例もあるようです。
事象の解析にはトレンドマイクロへ問い合わせの際には以下の情報を準備します。
●完全メモリダンプの取得
①コントロールパネル→システム→「システムの詳細設定」を選択します。
②システムのプロパティにて「詳細設定」タブ→「起動と回復」の項目にある「設定」を選択します。
③「起動と回復」のウィンドウがポップアップされるので、「システムエラー」の項目を添付の図のように設定し、「OK」にてウィンドウを閉じます。
④現象の再現を待ちます。
この際、現象の発生時刻を分単位で把握しておきます。
⑤現象が再現したら、電源を落として再度クライアントの電源を投入して起動します。
⑥Windowsへログイン後、「C:\Windows」のディレクトリに「MEMORY.DMP」が生成されていることを確認します。
●msinfo32のエクスポート
①Windowsキー+Rキーを押下します。
②「ファイル名を指定して実行」が開かれるので、「msinfo32」を入力してEnterを押下します。
③「システム情報」のウィンドウが開かれるので、「ファイル」→「エクスポート」を選択します。
④Windowsエクスプローラが開かれるので任意のディレクトリに保存します。
●ウイルスバスターのデバッグログ取得
①Windowsキーを押下→スタートメニューにある「ウイルスバスター クラウド」のフォルダアイコンを選択→「トレンドマイクロ サポートツール」を右クリック→「その他」→「管理者として実行」を選択します。
デバイス変更許可のポップアップが表示されたら「はい」を選択します。
②「トレンドマイクロ サポートツール」のウィンドウが開かれるので、「デバッグ」のタブにて「デバッグ情報の収集」にて「カスタムレベル」を選択します。
③「情報収集のカスタマイズ」のウィンドウが開かれるので、「すべて選択」を選択後に「OK」を選択し、全ての項目にチェックがついていることを確認後にウインドウを閉じます。
④「1.収集開始」を選択します。
選択後はログ取得が完了するまでしばらく待ちます。
⑤ログ収集が完了すると「2.ログデータの取得」が選択できるようになるので、選択します。
新たにウィンドウがポップアップされるので、「SUPPTOOL_LOG_~.7z」が存在していることを確認します。
ここまでの情報の準備が完了したら、トレンドマイクロへ問い合わせを行います。
「トラブルシューティング」にて対象の商品を選択して、「メール」あるいは「チャット」にて問い合わせを行い、上記3つのファイルが取得できていることを申告して下さい。
ファイルについてはトレンドマイクロ側の指示に従い、以下のファイル全てを提供して下さい。
・完全メモリダンプ
・「msinfo32」のエクスポートログ
・トレンドマイクロサポートツールより取得したデバッグログ(SUPPTOOL_LOG_~.7z)
また、発生時刻についても正確に申告して下さい。